ソープランドの始まり
「風俗の王様」といえば、ソープランドです。ソープランドはもともと、「トルコ風呂」と呼ばれていました。トルコを代表とする中東には、もともと「ハマス」と呼ばれる蒸し風呂があるのだそうです。そこで女性がアカスリのサービスをなったりもしているんです。
それからヒントを得て、昭和26年に、銀座に「トルコ風呂」ができました。経営者は元射撃の日本代表選手で、トルコに遠征した時に、この蒸し風呂に感動したのがきっかけだったといわれています。
この時のトルコ風呂は、蒸し風呂に、服をきた女性がマッサージのサービスをおこなうもので、その女性は「ミストルコ」と呼ばれていました。ミストルコは服を脱ぐことは厳禁で、もちろん性的サービスも一切ありませんでした。
ところが同時期にできた他のトルコ風呂では、商売の対抗上、性的サービスを行うようになったんですね。これは「スペシャルサービス(おスペ)」とよばれ、当時の男性に、大きな人気を博したといわれています。
ソープランドで本番が黙認される理由
ソープランドでは風俗のなかで唯一、本番が黙認されています。これはソープランドが発生した経緯も、関係あるといわれています。ソープランドの前身トルコ風呂は、昭和26年に生まれましたが、昭和33年になると、「売春防止法」が施行されます。
売春防止法により、赤線が廃止されたわけですが、そこで働いていた女性は、多くがトルコ風呂へ移ったといわれています。それまでは売春により稼ぎを得ていた女性たちですから、その稼ぎを補償してやらないといけないという問題もあったんですね。
また売春は、法律で禁止したからといって、なくなるものではないわけです。それを法律で、無碍に禁止してしまうと、売春が地下に潜伏してしまう可能性がある。そうなると性病が蔓延したり、暴力団が幅をきかせたりすることにもなりかねない。
それよりは、国がきちんと管理して、性病の検査も徹底的におこない、安全に運営したほうが、害悪が少ないという判断もあるといわれています。